平成23年7月28日(木)四国がんセンターでみかん講演を、行いました。
医療安全管理室研修として、副院長 栗田 啓先生のご挨拶で始まりました。多職種の参加がありましたが、67名中、58名が看護師さんでした。参加者の年齢別で見ますと、20代の方が一番多く参加してくれていました。これまでにない傾向でした。講演の開始に少し手間取り、開始時間が遅れて申し訳ありませんでした。
研修後のアンケートも、まとめていただき助かりました。参加していただいた皆様の結果は
・医療メディエーションの理解はおおむね出来た・・97%
・研修内容は日常業務に役立つと思う・・・・・・・97%
・研修後の自分の行動が変わると思う・・・・・・・89%
・今後専門的に研修を受けたい・・・・・・・・・・80%
そして、ご意見もたくさんいただきました。今後の講演に活かしていきたいと思います。ぜひ、お一人でも、専門的な研修を受けていただけますように、お待ちしております。
(記 安藤)

2011年8月9日 12:25 PM | カテゴリ:活動報告
平成23年7月30日(土)、松山市民病院「医療安全管理委員会」「安全部会」「看護部教育委員会」共催による『医療メディエーション研修会』を開催しました。
全職員を対象とし154名が受講しました。
日々、留まることのない診療や療養の場面で、些細な出来事が大きな問題に発展してしまうジレンマを感じることがしばしばあります。今川先生は「ボタンの掛け違い」と仰いました・・・『ほんと、そうだなぁ』と考える今日この頃です。
真摯に医療・看護に取り組む私たちが患者様のインタレストに気付き、寄り添うことが出来れば・・・
今回の研修は、職種を越えて受講することにより『病院としての取り組み』という意識が強まり、大変刺激になりました。今後も継続して学習したいと考えています。
最後になりましたが今川先生をはじめ世話人の皆様、ご多忙の中、講演を賜りましてありがとうございました。
来年も是非よろしくお願いします。
松山市民病院 6N病棟師長 小松由美子

2011年8月2日 4:08 PM | カテゴリ:活動報告
平成23年6月30日(木)(17時30分~19時30分)、徳島県立中央病院でみかん講演を行いました。
みかん講演としては2月の宇和島社会保険病院以来の久々の講演でした。
徳島県では、まだコンフリクト・マネジメント研修(基礎編以上)を受けられている方も少ないようですが、その中にあって基礎編研修を受けられていた同病院の看護師長さんの働きかけにより今回の出張講演が実現しました。色々とご準備ありがとうございました。
医学教育センターの高瀬センター長さんの挨拶で始まり、みかん講演定番のプログラムで行われました。医師、看護師、理学療法士、医事課の方々など多職種多数の方が参加されました。
講演後のアンケートでは、
- 言葉、態度に気をつける。初期対応の大切さを再認識した。
- 患者の訴えている事の真相にある本当の要求・希望について知ろうという姿勢にたつことができると思った。
- 日々の業務の中ででも医療者側の説明の仕方や話し方で患者さんが取り違えて誤解されたりすることがある。言葉の発し方で伝わる印象が違うため気をつけようと思った。
- 相手(患者)の気持ちをくみとること、傾聴が重要と思った。
- 自分の意見をおしつけるのではなく相手の深層(想い)を探りコミュニケーションをすすめていきたい。
- 最初に発する声のトーン、使う言葉一つひとつにもあと少しだけでも気をつけたい。はずみで「怒らす」が減ればまずは1歩前へ…かな。
- 何かトラブルがおこったときはまず謝罪し、冷静に患者さんの深層の想いを考え引き出せるような対応を心がけたいと思います。最初の対応の仕方の大切さがわかりました。
- メディエーションマインドは病院の医療スタッフ全員が担う必要がある。 など
その他たくさんの感想やご意見を頂きました。上記からも分るように、みかん講演の趣旨である、
- メディエーションとはどういうものなのか、
- メディエーションマインドを基にした傾聴の姿勢について、
- 初期対応の重要性について
は、概ねお伝えすることができたようです。プログラムは基本的には定番のものですが、受持ち担当者の創意工夫により毎回微妙にアレンジ(私たち的にはVer.up)されています。講演中の反応やアンケート結果を参考にして、さらに分かり易くお伝えできるようにしたいと思います。
徳島県では今年1月に徳島県医師会での講演を行いましたが、今回の県立中央病院での講演を始め、10月には、四国支部として初めて愛媛県以外でのコンフリクト・マネジメント基礎編研修会の開催が予定されています。間もなく四国支部事務局より案内があると思いますので関心のある方はぜひご参加頂ければと思います。(記: 徳永)

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恒例となったご当地グルメ(徳島ラーメン)を頂きました。(^_^)
2011年7月13日 10:04 AM | カテゴリ:活動報告,番外編
去る7月2、3日に今年度第1回目の医療コンフリクトマネジメントが開催されました。
受講者は、医師2名、看護師19人、助産師1名、事務職員6人、理学療法士1名、ソーシャルワーカー1名の30名でした。そのうち、22名が女性で、今回はやや落ち着いた静かな研修会でした。と言っても、講師の和田先生・中西先生の熱い講義は健在です!
「みかん」は6名がファシリテーターとして参加させて頂きました。昨年度2月の研修会から5カ月も経過しており、私たち「みかん」もまた新鮮な気持ちで参加しました。研修内容は基本的に統一されていますが、先生方の講義は、毎回グレードアップされ、私たちも新しい発見やさらに理解を深めたりと参加することで勉強させて頂いています。
基礎編を受けた方、次は「継続編」を受けましょう。そのためにも、支部の勉強会やファローアップ研修、早稲田総研の研修等受講されるといいですよ。日常の業務に戻ると、多忙でつい、忘れてしまいがちなメディエーション。時々テキストや資料を開くことをお勧めします。ぜひ、メディエーターマインドの輪を一緒に広げていきましょう。
(記:曽我部)

2011年7月12日 9:16 AM | カテゴリ:活動報告
今川です、近況報告をさせていただきます。
1.今治眼科懇話会
「眼科領域における医事紛争と医療メディエーション」
日時:平成23年4月14日(木)19:00~20:30
会場:今治国際ホテル
今治市内の眼科開業医とそのコメディカルの方々約20名が参加されました。講演の前半は、眼科の医療裁判判例や県内医事紛争事例を紹介して、後半部で、医療メディエーションの理論やスキルについてお話しました。医療メディエーションは初耳という方が多く、非常に熱心に聴いてくれました。
2.愛媛県臨床整形外科医会会誌に掲載予定の原稿、
「インタレストは何だろうか?」を、このブログに一足先に紹介させていただきます。
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「インタレストは何だろうか?」
今川整形外科 今川俊一郎
「コミュニケーション方法」について考えてみたいと思います。「インタレスト」とは、話し手や聴き手の「心の中に隠された本当の欲求」を意味しています。インタレストは、「私は・・・したい」と表現され、そして、1つだけではなく複数あって、表層から深層へと重層構造になっています。話し手のモチベーションを表現しています。実は、話し手である本人自身もこのインタレストに気付いていないことが多いのです。実際の対話の途中でちょっと立ち止まり、相手や自分のインタレストを冷静に考えてみると、モノの見方や見え方が変わってきて、対話が自然と円滑に展開していき、人間関係が好転する場面に遭遇できるかもしれません。
私は、愛媛県医師会常任理事として、医事紛争処理を担当するようになって8年になります。これまでに多くの事件に関わってきました。医事紛争とは、一言でいえば、医師にも患者にも“悲惨と消耗と荒廃”しか残らないものと考えています。医事紛争処理委員会の委員すべてが“明日は我が身という暗い気持ち”で、毎回審議に参加していると思っています。医療民事裁判件数は毎年減少傾向にあるとはいえ、日本医療機能評価機構の医療事故やヒアリハット報告件数は増加しています。医療事故も医療ミスも決して無くなることはありません。むしろ、事故やミスは、いつでもどこでもだれにでも必ず起こり得るもの、と肝に銘じておくべきでしょう。
医事紛争処理委員会審議の中で、事実検証の結果、どう見ても医師に落ち度はないし、患者もクレーマーやモンスターとは思えない、にもかかわらず紛争激化しているという事案が少なくありません。いわゆる“ボタンの掛け違い”ですが、患者・医療者相互の意思疎通を欠いた結果が拗れた膠着状態を惹起しています。この場合の社会的・法律的な収拾策は、“医療者側の説明不足”とか“患者側期待権の侵害”といった言葉で片づけられますが、医療現場の壊れてしまった信頼関係はもう元に戻りません。当たり前のことですが、“拗れたものを繕うよりも拗れないようにすること”の方が簡単であり、いい結果を期待できることは道理です。どこかの国の原発事故対応はこの悪い見本の典型だと思いませんか?
愛媛県医師会では、約4年前から、医事紛争の「初期対応」に着目してきました。具体的には、初期対応の役割を担う「医療メディエーター」の組織的な育成に力を注いできました。現在、愛媛県内の医療機関には、約350名の医療メディエーターが活躍しています。その医療メディエーターのスキル(手技)の極意が、「インタレスト」を的確に把握することなのです。言い換えれば、「私は・・・したい」という「私」メッセージの形で、「隠れた欲求」をキチンと捉えておくことなのです。適切な「インタレスト」が取れておれば、対話によって人間関係が修復され、おのずとWin-Win(双方が満足する)解決に繋がっていきます。応用範囲は紛争場面だけではありません。通常診療中、患者さんを相手に「インタレスト」を考えてみてください。また、仕事中だけではなく、家族や友人や職員に接する時にも、是非とも試してみてください。今までとは違った別世界に足を踏み入れることができるかもしれません。
2011年4月27日 1:13 PM | カテゴリ:活動報告
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