【報告】徳島県立中央病院 みかん講演

平成23年6月30日(木)(17時30分~19時30分)、徳島県立中央病院でみかん講演を行いました。

みかん講演としては2月の宇和島社会保険病院以来の久々の講演でした。

徳島県では、まだコンフリクト・マネジメント研修(基礎編以上)を受けられている方も少ないようですが、その中にあって基礎編研修を受けられていた同病院の看護師長さんの働きかけにより今回の出張講演が実現しました。色々とご準備ありがとうございました。

医学教育センターの高瀬センター長さんの挨拶で始まり、みかん講演定番のプログラムで行われました。医師、看護師、理学療法士、医事課の方々など多職種多数の方が参加されました。

講演後のアンケートでは、

  • 言葉、態度に気をつける。初期対応の大切さを再認識した。
  • 患者の訴えている事の真相にある本当の要求・希望について知ろうという姿勢にたつことができると思った。
  • 日々の業務の中ででも医療者側の説明の仕方や話し方で患者さんが取り違えて誤解されたりすることがある。言葉の発し方で伝わる印象が違うため気をつけようと思った。
  • 相手(患者)の気持ちをくみとること、傾聴が重要と思った。
  • 自分の意見をおしつけるのではなく相手の深層(想い)を探りコミュニケーションをすすめていきたい。
  • 最初に発する声のトーン、使う言葉一つひとつにもあと少しだけでも気をつけたい。はずみで「怒らす」が減ればまずは1歩前へ…かな。
  • 何かトラブルがおこったときはまず謝罪し、冷静に患者さんの深層の想いを考え引き出せるような対応を心がけたいと思います。最初の対応の仕方の大切さがわかりました。
  • メディエーションマインドは病院の医療スタッフ全員が担う必要がある。 など

その他たくさんの感想やご意見を頂きました。上記からも分るように、みかん講演の趣旨である、

  1. メディエーションとはどういうものなのか、
  2. メディエーションマインドを基にした傾聴の姿勢について、
  3. 初期対応の重要性について

は、概ねお伝えすることができたようです。プログラムは基本的には定番のものですが、受持ち担当者の創意工夫により毎回微妙にアレンジ(私たち的にはVer.up)されています。講演中の反応やアンケート結果を参考にして、さらに分かり易くお伝えできるようにしたいと思います。

徳島県では今年1月に徳島県医師会での講演を行いましたが、今回の県立中央病院での講演を始め、10月には、四国支部として初めて愛媛県以外でのコンフリクト・マネジメント基礎編研修会の開催が予定されています。間もなく四国支部事務局より案内があると思いますので関心のある方はぜひご参加頂ければと思います。(記: 徳永)

 

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恒例となったご当地グルメ(徳島ラーメン)を頂きました。(^_^)