【報告】麻植協同病院・医療メディエーション研修会を受講して

平成25年9月12日(木)16:30~18:00の間、「医療メディエーションの基本と実践」と題して、日本医療メディエーター協会の四国支部代表今川俊一郎先生とチームみかんの皆様を迎え、研修会を開催していただきました。医師、看護師、事務、検査、薬剤師、理学療法士等、100名あまりの職員が参加しました。

今回は初めてということもあり、医療メディエーションとは何かといった初歩的な部分から教えていただきました。「脳梗塞とワーファリン」のロールプレイングや、「カルテ間違い」「配薬間違い」のDVDは、事例として非常にわかりやすかったと思います。

ただ、今まで患者相談、苦情対応等を数多く行ってきましたが、メディエーションは今までやってきたこととやり方がかなり違っており、初めは戸惑いました。「病院の立場に立たない」「自分の考えを言わない」等の手法にも戸惑いました。そのため、十分に研修を積んでからでないと、中途半端にやると逆に危ないと感じました。

職員からは、「どうしても病院側の立場に立ってしまう。」「どうしても説明から入ってしまう。」等の意見が多く寄せられましたが、同時に「相手の立場に立って考えるよう心掛けたい」「メディエーションマインドを持つよう心掛けたい」との意見も多く寄せられました。

今後も、このような研修を継続していき、メディエーターを養成する必要があると思いました。また、すぐにメディエーションを行うことは難しいとしても、全職員がメディエーションマインドを持つことで、患者さん・家族の方とより良い関係を築いていくことができるようにしたいと思いました。

最後に、講師の先生方には、平日の夕方にもかかわらず遠路おこしいただきまして、職員一同心より御礼申し上げます。

JA徳島厚生連 麻植協同病院
事務次長      村上和也