【報告】市立八幡浜総合病院で講演をしました

平成24年11月16日17時40分から90分研修をしていただきました。かねてより、医療コンフリクトマネジメントをテーマにした研修を企画したいと考えており、それを叶えることが出来ました。

「みかん」の皆様による演習は現場でよく遭遇することを題材にしており、「あるある!」と納得し苦笑してしまいました。出席者の中には、「怖いなあ。クレームを言うのが真に迫ってうまかったなあ。」と感心していた人もいました。誤薬の場面では「確かにああいう風に患者さんに答えるよなあ。あんなに答えられたら聞いている方も腹が立つのは当たり前だ。」とすっかり当事者になり見入ってしまいました。研修後のアンケート結果では、参加者の全員が初期対応の重要性を理解し、研修内容は今後の業務に役立つと答えていました。「今まで以上に説明に気をつけ、声掛けをしていきたい。」

「患者の思いを受け止めて訴えの中になる意図をくみ取りたい。」と感想を述べています。

確かにこの研修で「さあ、明日から…。」とすぐに変わることはできないかもしれませんが、きっかけにはなると考えます。

クレーム対応は、勝ち負けを先に考え、萎縮してしまいがちですが、win-winの関係を築き、自らが、解決できる道を探せるよう支援していきたいと思うようになりました。

メディエーションは医療だけでなく、家庭やあらゆることに使えるスキルです。機会があれば、ぜひ日本医療メディエータ―協会主催の研修に参加し、自分を磨いていきたいと奮起しているところです。

本当にみかんの皆様ありがとうございました。

市立八幡浜総合病院 医療安全管理者 吉田 綾子