【報告】フォローアップ研修開催(松山市)

平成24年5月5日、6日に、愛媛県医師会において、四国支部主催のメディエーター研修が開催されました。

私は、沖縄県の病院で勤務しており、沖縄支部のメディエーター協会に入会しています。今回、なぜ四国支部の研修に参加させていただくことになったかというと、帰省中に、松山でメディエーター研修が開催されることを知り、厚かましくも見学させて欲しいとお願いしたところ快諾して頂きました。基礎編にファシリテーターとして参加させて頂く予定でしたが、当日欠員が出たことにより急遽フォローアップを受講させていただくこととなりました(フォローアップ研修は、枠を超えての申し込みがあったと事前に聞いていたため、本当にラッキーでした)。

メディエーター研修は、沖縄支部で受講した基礎編を含めて2回目でしたが、それぞれの地方によって特色があるように感じました。四国支部は、医師の参加が多く、受講者も意欲的でとても活気がある印象を受けました。

中西先生のパワフルな講義は、先生がメディエーターとして経験してこられたことやメディエーションのスキルを、全身で受講者に伝えようとしているように感じました。ユーモアあり毒舌ありで、講義の展開も早いのですが、受講者一人ひとりの質問や感想に耳を傾け答えるなど、とても丁寧で親身に対応してくださっている印象を持ちました。中西先生の言葉は一つ一つが心に響き、自分の勉強不足や甘い考えを痛感させられました。「忘れた」や「覚えていない」ではなく「理解出来ていない」ということや、相手の感情を理解しようとして先走ってしまっていたかもしれない自分など、色々なことを気付かされたように思います。私の日々の悩みや迷いに対して、ピンポイントでアドバイスを頂いているような感覚でした。

ロールプレイでは、四国独特の方言や穏やかな口調に懐かしさを覚えつつ、面談に同席するメディエーターの雰囲気も重要だと改めて感じました。メディエーターが言葉を発しなくても、メディエーターが醸し出す柔らかな空気が、緊張した面談の場を和ませていたように思います。

今回、四国支部の研修に参加させていただくにあたり、支部長の今川先生をはじめ、講師の先生、事務局の方々など、大変お世話になりました。本当にありがとうございます。支部が違うにも関わらず、快く迎えていただきありがとうございます。図々しいお願いだと思いますが、また機会がありましたら、ぜひ参加させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

社会医療法人友愛会 豊見城中央病院  医療の質管理室 池川智子