【報告】支部研修会を受講して

平成25年3月9日(土)第7回支部研修が開催されました。徳島からの参加者もあり、約14名が4グループに分かれロールプレイを行いました。

今回はまず最初に「対話を拓く」ワークと「共感的受け止め」のワークを行い、傾聴・共感・対話について実践しました。聞き取りの時にはゼロポジションで対応し、自分のイメージで勝手に話を作らないことや、オープンクエスチョンで投げかけることが大切であることを改めて学習しました。いかに普段自分の聞きたいことだけを聞いて話しているか・・・反省しきりでした。

対話の内容は、自分が評価するのではなく、評価するのは相手であることを聞き、まさしくその通りだなと思いました。共感的受け止めのワークでは、支持的な態度で言葉を表現することで、より相手の思いに寄り添うことが出来ることを実感しました。

次に、これらのワークをもとにメディエーションのロールプレイを行いました。テーマは「新人看護師とプリセプター看護師」の日常業務におけるトラブルです。私たち看護師にとっては身近なテーマで、ロールプレイ中、新人やプリセプターの役割になりきっていた参加者が、メディエーター役の副看護師長からの共感的受け止めの言葉で涙する場面もあり、改めて言葉ってすごいなと感動しました。

それぞれの思いをどう引き出して対話してもらうかという意識の焦点化が大切であることを実践を通して学び、大変有意義な研修となりました。これからもメディエーションマインドで日々対応できるよう、研修に参加しながらスキルアップしていきたいと思っています。あっという間の2時間半で、名残を惜しんでの閉会となりました。

 最後になりますが、ご多忙中の中お世話をして下さった、医師会 今川常任理事、松山市民病院 渡邊先生、松山赤十字病院 友澤看護師長、鷹の子病院 徳永事務長、医師会 出来係長、そしてご参加くださった県医師会長 久野梧郎先生およびお集まりいただいた皆様にお礼申し上げます。またぜひお会いしましょう!!

市立大洲病院 山中 志麻