【報告】H26.1.18~19愛媛県医師会 医療コンフリクトマネジメント研修会に参加して

平成26年1月18日、19日、医療コンフリクトマネジメント研修会に参加しました。

私は、医療安全管理者の立場で、医療紛争や医療安全に係る苦情に対応する医療メディエーションの技法を習得するために、研修会に参加しました。医療コンフリクトマネジメントは、ポジションとして患者・家族と医療者の主張や要求を丁寧に細かく聞き取る、聞き取ったポジションから患者・家族と医療者のインタレストという本当に求めている価値や欲求を導き出し、対話を促進させお互いが共有し解決するのです。この過程を、具体的な事例展開で体験学習として、ロールプレイングとロールプレイング後のディスカッションを通して学び、技法を習得することができました。ロールプレイングでは、患者役を体験することで、自分の普段の苦情の対応は、相手を丸く巻き込み収める対応になっていたことに気付きました。この対応は、医療者間のトラブルの場面でも同様です。

研修開始時のお話では、2日間の研修で「自分の何かが変わることが、期待できる研修です」ということでしたので、個人的な目標は「変われることは何かを見つける」でした。まずは、明日から研修会で学んだ技法を用いて、部下の教育や同僚の苦情の聞き役から実践して、辛抱強く主張や要求を丁寧に細かく聞き取り、求めている価値や欲求に気付くことから始め、丸め込むとか指示することを減らしていけると思います。

医療安全や医療紛争という概念にとらわれず、自分の社会人能力スキルアップにつながる研修会です。受講をお勧めします。

県立新居浜病院
副看護部長 玉井久百江