【報告】医療対話仲介者ワークショップ/高知県

先週、10月27日(土)、高知県健康政策部医事薬務課主催の医療対話仲介者ワークショップに四国支部からの支援として参加してきました。このワークショップは、昨年12月と今年4月に四国支部が高知県で開催したコンフリクト・マネジメント研修会(基礎編)受講者のフォローアップを目的としたものです。今回で3回目となりますが、これまで12月受講組と4月受講組をそれぞれ別の日程で実施しているため、今回は12月受講組の第2回目となります。毎度のことですが熱心に参加される医療従事者の方々、企画運営をされている坂本さん並びに医事薬務課の方々、そして会場・設備の提供と運営支援をしてくださる国立高知病院並びに医療安全ご担当の森山さんには本当に有り難く頭が下がります。

ワークショップでは毎回、Mediation Tipsのおさらいとロールプレイをベースにワークを行っています。今回は、前回(9月)の会ですっかりIPI分析を忘れてしまっているような状況でしたので、ロールプレイ後に面談シートからIPI分析シートへ転記してインタレストの照合を行うなどのワークを行いました。

皆さんロールプレイにも慣れてきたようで、メディエーターの方は、患者・医療者双方にきちんと向き合い傾聴ができていました。振り返りの中での反省点としては、「メディエーターが長く話しすぎた」「医療者の話を代弁する形になってしまった」などがありましたが、また次回の課題にしたいと思います。

高知県では、これまでも頻回に和田先生を招聘して導入編を開催するなど、とにかく行政の熱心な関わりにリードされメディエーション・マインドの普及とレベルアップが進んでいます。そろそろワークショップ参加者の中からも高知県での推進活動に御協力を頂ける方が現れるのではないかと思うのですが・・・。
そうなればいよいよ、チーム「ぶんたん」? 或いは「こなつ」? 誕生も近いのでしょうか。期待が膨らみます。(記 : 徳永)