今更ですが、小児の医療費について考えて見ましょう |
西条市では現在、 0歳から15歳(中学校卒業年の3月31日)までの小児の 保険診療による医療費の一部負担金(入院・通院とも)は全額市より助成されており、 結果として窓口の支払いがゼロとなっています。 そのため、どれくらい医療費がかかっているかがわかりずらくなっています。 6歳未満の小児の医療費の算出方法には 「出来高」と「包括」の2つの方式があることをご存知でしょうか? 1)出来高方式とは・・・ 初診料+検査料+処置料などを個々に算定したあと加算して算出 2)包括方式とは・・・ 診療の内容に関係なく一律に「小児科外来診療料」として算定 さて、ここで質問です。 まつうら小児科はどの方式を採用しているでしょうか? 答えは・・・2)の包括方式です。 その理由は・・・ 当院では、痛みをともなう検査や処置は積極的にはしない方針であるため、 検査・処置の多い少ないにかかわらず一定の医療費が支給される包括方式を選択しています。 一方、出来高方式では・・・ 検査や点滴などの処置をすればするほど医療費が高額になるため、 検査や処置を頻繁にするお医者さんはこの方式を選ぶことが多いようです。 特にアレルギーの血液検査と鼻からの抗原検査はいずれも高額ですが、 患者側の負担がない分、ドクターは遠慮なく検査が出来てしまいます。 小児をよく診るお医者さんがどちらの方式を採用しているのかは、 残念ながら皆さんにはわかりませんが、 自院の○○のために、 痛みをともなう上に、不必要な検査や処置を多用する医者が少なからず存在することを 心に留めておいていただきたいものです。 さらに・・・ わが子が受けた検査や処置の内容および検査結果の説明を 必ずお医者さんに聞いておくようにしましょうね。 トップページにもどる |