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愛媛県産婦人科医会

産婦人科の疾患への対処法や妊娠時の注意事項など女性に必要な医療情報を提供します


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子宮頸がん

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(国立がんセンターがん対策情報センター,人口動態統計(厚生労働省大臣官房統計情報部編))

子宮の出口にできる癌で,日本では年間約15,000人が発症し,約3,500人が死亡しています。特に20〜30歳台の若年女性において発症率が高く,最近発症率が急増しています。子宮頸がんの発生頻度は,アフリカ・南アジア・東南アジア・中南米・カリブ海沿岸などの発展途上国で高く,欧米や日本などの先進諸国では,子宮頸がん検診による子宮頸部細胞診によるスクリーニングにより前がん病変の早期発見・早期治療が行えるため,発展途上国と比べて比較的低いとされています。子宮は全体として西洋梨の形をしており,卵型の子宮体部は通常妊娠する部分,体部に続く細長い部分が頸部で膣の中に飛び出して見えます。子宮頸がんはこの腟に飛び出した部分(子宮膣部)に発生することが多いので,婦人科における内診によって観察したり細胞診を行うことが容易に診断することができます。

子宮頸がんのリスク(はっきりしたエビデンスがないものも含まれています)

・若い頃から性経験がある
・性交渉が多い
・複数のセックスパートナーがいる
・セックスパートナーが一人であっても,そのヒトが複数の女性とつきあっていた
・妊娠や分娩の回数が多い

子宮頸がんによる症状

性器出血や普段と違った帯下,下腹部痛・腰痛などが出現することがありますが,初期の段階では自覚症状がほとんどありません。そのため,子宮がん検診やHPVの検査が必要になります。

子宮頸がんの進行期

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子宮頸がんの治療

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早く見つければそれだけ治療効果(レーザー療法・円錐切除術・凍結療法・高周波療法などにより局所のがん細胞を破壊する)が期待できます。

子宮頸がんの予防

性交時にコンドームを使うことによってHPVの感染を予防し,子宮頸がんの予防に対してもある程度は有効であると言われています。