妊娠中の喫煙は胎児虐待です!!

妊娠中の喫煙や受動喫煙は胎児を虐待しているのと同じだということをご存知でしょうか?

妊婦が喫煙すると、ニコチンの作用で臍帯や胎児の血管が収縮して血流量が減少し、胎児への酸素や栄養の供給が低下します。さらにタバコの煙に含まれる一酸化炭素が胎児血中に移行して、胎児を酸欠状態におとしいれます。

胎児の首を絞めて窒息させているのと同じなのです。

実際、妊婦が喫煙すると同時に胎児の心拍数が低下することが確認されています。その結果、胎児の発育が障害されることにより出生時の体重や身長が減少します。さらに、妊婦の喫煙は子宮筋収縮を誘発するため、自然流産や死産、早産の危険性が高くなることが知られています。

 

 

 

また、喫煙妊婦から生まれた赤ちゃんには先天奇形の出現率が高く、無事に産まれても乳幼児突然死症候群による死亡率が高くなることが明らかになっています。

 

 

 

 



喫煙女性は非喫煙女性と比べて

不妊症・・・・・・・・・・3倍以上

早産の頻度・・・・・・・・1.4〜1.5倍

赤ちゃんの出生体重・・・・平均 200g軽い

赤ちゃんの先天奇形・・・・約2倍

 

また妊娠中の喫煙は、子供の成長過程にも悪影響を及ぼします。

喫煙妊婦から生まれた子供は身長の伸びが悪く、知能指数も低くなると報告されています。

 

また、キレやすい子供、抑制のきかない人間になりやすく、将来暴力犯罪をおこす率が高いというデータも出ています。

このように、妊婦の喫煙は子供の将来にまで悪影響を及ぼすものですから、妊婦さんは決してタバコを吸うべきではありません。同じように父親も妊婦のそばでは絶対にタバコを吸ってはなりません。父親が妊婦のそばでタバコを吸うと、妊婦は受動喫煙させられることになり、妊婦自身が喫煙するのと同じ悪影響を胎児に及ぼしてしまうからです。

妊婦の喫煙と受動喫煙はどちらも胎児虐待です。

胎児はタバコの煙から逃げることはできません。

あなたは大切な我が子に生まれる前から、タバコの煙を吸わせますか?

 

授乳婦の喫煙も危険です

喫煙者の母乳からはニコチンが検出されます。授乳婦が喫煙すると赤ちゃんが受動喫煙してしまうだけではなく、母乳と一緒にニコチンを飲ませることになってしまうのです。それによって赤ちゃんは不眠、嘔吐、下痢、頻脈、哺乳量減少、皮膚蒼白などのニコチン中毒症状をおこします。