【軽いタバコの嘘】

タバコ会社は、軽いタバコという言い方をすれば、健康にも悪くないような気がして、気兼ねなく喫煙をしてくれるのではないかという作戦で、まず、マイルド、ライト、スリムというネーミングを用いてきました。そして、ニコチン0.1mg、タール1mgと今までに比べてあたかも含有量が少ないように見せかけてきています。それではそれらは実際に軽いのでしょうか。いえいえ、ここに大きな罠があります。

写真を見ればわかるように、タール1mgと表示されているタバコのフィルターには、いくつもの穴があいているのがわかりますね。要するに、空気を一緒に吸うから薄く感じるのです。タバコの中身は全く同じです。そのため結局は本数が増えて、何の解決にもなりません。喫煙者が1日に摂取するニコチンの量は同じです。かえって本数が増えた分有害物質を多く吸い込むことになるため、脳血管障害や、心筋梗塞が増えるといわれています。

一方で、メンソールというタバコがあります。おしゃれなタバコとして、女性をターゲットに発売されたようです。これはどうなのでしょう、メンソールというのは、吸い込むとスーっとしてのどを麻痺させ、タバコを吸いやすくさせているのです。また、ニコチンの排泄を遅らせているといわれています。従いましてとても危険なタバコだと思われます。皆さんもタバコ会社の広告や、ネーミングにだまされないでください。