【未成年者がタバコを吸うと】

喫煙との関係がはっきりしている疾患いわゆるタバコ病によって、喫煙者の50%は70歳までに死亡するといわれています。

一方、喫煙開始年齢が早いほど、タバコ病になる率も高くなることもわかっています。たとえば、肺がんによる死亡では、成人になって喫煙を開始した人は、非喫煙者の6倍といわれていますが、未成年で開始した人はこれが12.7倍にまで高まります(厚生労働省)。未成年が1日に3-4本吸うのと、成人が30本くらい吸うのが同じくらいなのです。

 

 

喫煙によって起こる疾患には

・気管支炎・喘息

・副鼻腔炎・中耳炎

・集中力の欠如

・視力低下

・虫歯

など多数あり、がんも起こります。

 

また、小中学生は、脳も発達する大切な期間であるにもかかわらず、このときにタバコによって、常に脳が酸欠状態にあり、集中力を欠き、数千もの化学物質にさらされれば、十分な発達はするはずもありません。受動喫煙でさえ、知能の低下が報告されています。

若年者のタバコによる健康への害は成人以上だということです。