【A】
お父さんお母さんが心配で不安があれば受診すればよいと思いますが、一般的には次のように考えられます。
@発熱した場合=一般的には腋窩温(えきかおん)37.5度以上が発熱と考えられていますが、最近の子どもさんは体温が低めの場合も高めの場合もあります。普段の体温よりも1度以上高ければ発熱と考えても良いと思います。発熱しても元気で食欲もあればあわてて受診する必要もなく、次の日にかかりつけ医に診てもらうと良いでしょう。もちろんその子どもさん用の熱さましを使用して様子をみても良いでしょう。
A嘔吐(おうと)や下痢をした場合=1〜2回の嘔吐(おうと)や下痢があっても元気で食欲もあればあわてて受診する必要はなく水分を十分に与えて様子をみて次の日かかりつけ医を受診すれば良いでしょう。
B腹痛がある場合、頭痛がある場合=受診した方が良いでしょう。
C身体に、発疹(はっしん)のある場合=あわてて受診する必要はなく次の日にかかりつけ医に診てもらって良いと思いますが、下肢に紅紫色の斑点が急に出た場合は受診した方が良いでしょう。また食物を摂取して三十分以内に全身にじんましん様の発疹が出た場合も受診した方がいいでしょう。
一般に次のような症状があれば病状が重いことがありますので至急受診して下さい。
@うとうと、又はぐったりして反応がにぶい。 A顔色が悪く、唇が紫色をしている。 B急な咳(せき)込み、喘鳴(ゼーゼー)がある。 C声があまり出ない、ハスキーである。 D呼吸が苦しそうで鼻がピクピクしている。 E頭痛、嘔吐(おうと)、ひきつけが続く。 F下痢や嘔吐(おうと)をくり返し口唇が乾いて尿の回数が少ない
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