MRワクチンの行政措置について

【Q】

2歳の子どもですが、MRワクチンの接種を受け忘れているのに気づきました。どうしたらいいでしょうか。

【A】

 二〇〇六年4月1日から、麻しんと風しんの予防接種が変わり、麻しん風しん二種混合(MR)ワクチンを1歳の時と年長児(就学前1年間)の時に2回接種するようになりました。今までは麻しんと風しんワクチンのおのおの1回接種ではありましたが、1歳から7歳6ヶ月までの間にワクチンを受けることができました。今回、ワクチンを受けられる期間が短くなったことにより、体調不良や受け忘れなどによる未接種が問題になりました。そこで、県内の多くの市・町では行政措置を行い、2歳から7歳半の子どもはMRワクチンまたは麻しん、風しんワクチンを無料で受けることができるようになりました。
 松山市では、二〇〇六年8月1日から二〇〇七年3月31日までの間に、一九九八年9月2日〜二〇〇〇年4月1日生まれの人、および二〇〇一年4月2日以降生まれで2歳以上の人を対象に、麻しんと風しんの予防接種をしていない人はMRワクチンを、風しん予防接種が未接種の人は風しん単独ワクチンを、麻しん予防接種が未接種の人は麻しん単独ワクチンを受けることができるようになりました。また、二〇〇六年4月1日から7月31日までに自費でワクチンを受けた人も申請をすれば補助を受けることができるようになりました。県内の他の市・町でも同様の行政措置を行っています。
 今回のご相談のケースは、この行政措置により、本年度中であればMRワクチンを無料で受けることができると思います。早いうちに、かかりつけ医か保健所にご相談ください。    

 〜平成18年8月(愛媛新聞「救Q箱」)より〜

平成20年5月10日HP掲載