子育て支援のためのQ&A集
監修:育児支援委員会

#13 鼻血がよく出ます
DATE 2016-1-8
A 鼻の入り口付近は血管が多く、出血しやすい場所です。無意識のうちに鼻を指でほじったり、以前に鼻血が出たあとにできたかさぶたをはがしたりすると鼻血が出るということがよくあります。
また、鼻アレルギーの人は鼻血が出やすいです。
鼻血が出やすい人は、一度、耳鼻咽喉科の先生に鼻の粘膜をみてもらうことをおすすめします。
大きい子どもさんで治療に協力できるようであれば、出血の原因となるところを処置してもらうと出血しにくくなるようです。
自然に皮下出血ができたり、一度、出血するとなかなかとまりにくかったり、鼻血以外にも出血しやすくなっているときは小児科にもかかってほしいと思います。
by K.Y.(松山市)
#12 1歳になりましたが歯が1本も生えません
DATE 2016-1-8
A 赤ちゃんの歯の生える時期は個人差がありますが、おおむね1歳ころまでに数本の歯が生えていることが多いようです。このまま歯が生えるのを待っていただいていいと思いますが、ご心配でしたら、1度、歯医者さんで相談されてみてください。小さい子どもさんの場合は小児歯科がおすすめです。
by K.Y.(松山市)
#11 寝返りははいつごろまでにできればよいですか?
DATE 2014-6-16
A 寝返りは生後4か月くらいから6か月くらいでできるようになります。 自分でじょうずにできる子どももいますが、できない子どももいます。 自分でできないときはお母さんが手伝ってあげて体の使い方を練習しましょう。 寝返りは、はいはいなどこれから先への運動発達につながる大事な動作です。 生後9か月をすぎてもできないときは、お近くの小児科の先生のところで相談されてみてください。 きっと良いアドバイスをいただけると思います。
by K.Y.(松山市)
#10 ヒトメタニューモウイルスとは何ですか?
DATE 2013-11-02
A 2001年に新しく発見された病原体として医学雑誌に発表されました。しかし、1950年代に保存された血液中にこのウイルスの痕跡がみられることより、ずっと以前から存在し、ひとに病気をひきおこしていたと考えられます。調べてみますと5才までにほぼ100%の子どもが感染していることがわかりました。症状は、せき、はなみず、発熱といういわゆる「かぜ」症状です。なかでも、せきは、ほぼ100%でみられます。せきやはなみずが1-2週間続くこともあります。2才以下の子どもでは、気管支炎や肺炎をおこすことがあります。このウイルスに対して予防接種(ワクチン)や特効薬はありません。かかったとしても普通のかぜの治療で大部分は回復します。最近、インフルエンザのようにはなみずを使って短時間で検査診断できるようになりました。ただし、この検査は健康保険の適応外です。
by K.Y.(松山市)
#9 2013年11月から小児の肺炎球菌ワクチンが変更されるとききました
DATE 2013-10-19
A 小児の肺炎球菌ワクチンは、2013年10月31日までは、7価ワクチンを使用していましたが、2013年11月1日からは13価ワクチンにかわりました。7価、13価というのはワクチン内にふくまれている肺炎球菌の菌成分が、それぞれ7つふくまれている、13ふくまれているという意味です。7つの菌成分というのは、1つの肺炎球菌から7つをとるということではなく、多く存在する肺炎球菌のうち、重症の病気をひきおこしやすい7種類をえらんで、7種類の菌から菌成分をとったという意味です。13価のものは、7価のものに追加してさらに6種類の菌から菌成分を加えて合計13種類の菌成分をふくむということです。したがって、13価ワクチンは従来の7価ワクチンにくらべて多くの種類の肺炎球菌に対して予防効果が期待できるということです。
ワクチンの接種の対象となる方、接種の回数、やり方の変更はありません。
高齢者用の23価の肺炎球菌ワクチンについては変更はありません。
by K.Y.(松山市)
#8 授乳についておしえてください
DATE 2013-05-01
A 母子健康手帳には、授乳についてこのように書かれています。
「授乳について・・・
赤ちゃんの栄養は母乳が基本です。とくに初乳は、赤ちゃんを病気から守ってくれる成分が多く含まれています。お母さんの都合で母乳を与えられないときは、人工乳(粉ミルク)を活用します。
飲む量は赤ちゃんによって個人差があるので、むりに飲ませることはしないでください。よろこんで飲み、体重が順調に増えているなら心配ありません。心配なときは医療機関に相談してください。」
ご参考にされてください。
by K.Y.(松山市)
#7 育児についてのアドバイスがありますか?
DATE 2013-04-29
A 妊娠したときに市役所などでもらうことができる母子健康手帳には、このようにかかれています。

「ゆったりとした気持ちで・・・
 赤ちゃんの成長や発達は個人差が大きいです。ほかの赤ちゃんとの違いをあまり気にしすぎないようにしましょう。毎日の育児は、身体的にも精神的にも負担がかかります。お母さん、お父さんにとっても、心と体の健康が一番大切です。休養をできるだけとって、何より健康であるように心がけましょう。」

とてもよいアドバイスだと思います。
by K.Y.(松山市)
#6 インフルエンザの薬について教えてください
DATE 2012-11-23
A インフルエンザの薬は、インフルエンザウイルスの増殖をおさえる薬で、のみ薬と吸入する薬と注射の薬があります。
吸入する薬には2種類あり、1回だけ吸入して治療が終了する薬と1日2回ずつ5日間吸入する薬があります。
のみ薬は、カプセルか粉薬です。1日2回、5日間のんで終了します。
注射の薬は病院で点滴する薬です。
病院で処方された薬は、すぐに症状が改善したからといって中途半端に自分で治療を終了しないで最後までしっかり使ってください。そうすることで、今後、インフルエンザウイルスに薬が効きにくくなる耐性化を防いでいくことができます。
by K.Y.(松山市)
#5 インフルエンザにかかったときの出席停止期間についておしえてください
DATE 2012-11-23
A インフルエンザは周囲のひとにうつりやすい病気です。
学校や幼稚園など多くの子どもたちが長時間、いっしょにすごす場所では多くの子どもたちが同時に感染することで、学校生活や教育に影響がでる可能性があります。インフルエンザと病院で診断された子どもは学校や幼稚園などをやすまなければいけません。
いつからいってよいかというのは、かかりつけの先生と相談されてきめるのが原則ですが、いちおうの目安としては、インフルエンザになってから5日間はやすまなければなりません。かつ、熱がさがってから、小学生では2日以上たってから、幼稚園・保育園では3日以上たってから登校、登園をするようにしましょう。
by S.M.(今治市)
#4 おたふくかぜにかかった時の、学校への出席停止期間が変わったのですか?
DATE 2012-05-29
A 平成24年4月からおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の出席停止期間の基準が変更になりました。
これまでは、おたふかぜ(流行性耳下腺炎)の出席停止期間は、「耳下腺の腫脹が消失するまで」となっていましたが、今回の改正では、「耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ、全身状態が良好になるまで」ということになりました。これは、耳下腺(耳の下)は腫れずに顎下腺や舌下腺(顎の下)が腫れるという例があること、また、最近では、腫れが2週間程度残る場合でも、発症後5日程度で感染力は弱まるという報告があることなどを踏まえたものです。
by K.Y.(松山市)
#3 おたふくかぜやみずぼうそうなどのお金がかかる予防接種はうけたほうがよいですか?
DATE 2012-04-30
A おたふくかぜやみずぼうそうの予防接種は弱毒生ワクチンというもので、生きている病原体がワクチン内に含まれています。しかし、自然界に存在する病原体にくらべて人工的にずっと病原性を弱めています。したがって、ごくごく軽いおたふくかぜやみずぼうそうにかかるのと同じということですので、自然にかかるよりずっとずっと軽くすみます。また、自然にかかったときは、おたふくかぜのあとの難聴などの合併症をおこすこともあります。予防接種ではこのようなことは、まずありません。ぜひ、受けてほしい予防接種だと思います。おたふくかぜとみずぼうそうの予防接種は、通常1回のみですが、日本小児科学会では、感染予防を確実にするために2回うけることをおすすめしています。
by K.Y.(松山市)
#2 予防接種の同時接種とは何ですか?
DATE 2012-04-21
A 一度に2つ以上の複数の予防接種を同じときにすることがあり、、同時におこなうので同時接種とよばれています。
ヒブワクチン(インフルエンザ菌bのワクチン)と小児肺炎球菌ワクチンとロタウイルスワクチンの3つのワクチンは、同時接種することが、わりあいよくあります。
また、さらに他のワクチンを加えて3つ以上のワクチンの同時接種をすることもあります。
同時接種を希望されるときは、同時接種をする予防接種の組み合わせについては、小児科の先生におたずねください。
by K.Y.(松山市)
#1 予防接種はなにからはじめたらよいですか?
DATE 2012-03-31
A 生まれてから6週間をすぎますとロタウイルスワクチンをすることができます。ただし、これは自費なのでお金がかかります。生後2ヶ月をすぎますと小児肺炎球菌ワクチンとヒブワクチン(インフルエンザ菌bワクチン)をすることができます。こちらは、公費による援助をうけることができます。
このあたりからはじめてはいかがでしょうか?
by K.Y.(松山市)